Dr黒木のがんばれ生活習慣病の予防

2006/1/31

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            Dr黒木のがんばれ生活習慣病の予防      
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                            VOL.711 2006/1/10

 生活習慣病の予防の配信です。最低月に一度は生活習慣病に関する論文を掲載しま
す。医学記事は独断になりますが、各種のメディアからの配信や記事からをコメントし
たいと思います。新聞などでは本当の事実はかかれてはいません。感想などをいただけ
たら、記事に反映できると思います。
アイデアがあればお願い致します。

  700号を越えました。
 感想をどうぞ(ksoemu@ga3.so-net.ne.jp)。

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<タミフル>厚労省、死者集計せず「12人死亡」米から情報

 インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を飲んだ後、
日本の16歳以下の子供12人が死亡していたと、米食品医薬品局(FDA)が発
表した。日本の厚生労働省はこれまで因果関係は薄いとみて、死亡例は把握しなが
ら死亡数を統計としてまとめておらず、インフルエンザシーズンを前に、日本国民
は米国から実態を教えてもらう形になった。

 同省の副作用公表は通常、患者の生死など詳しい情報を明らかにしない制度で、
専門家は「副作用の分析・公表システムに問題がある」と批判している。

 厚生労働省安全対策課によると、同省は、製薬会社などから寄せられた副作用情
報をまとめ、定期的にホームページなどで公表している。タミフルの場合は「04
年度、異常行動、2人」「幻覚、4人」などだ。しかしタミフルに限らず患者が死
亡したのか回復したのか、さらに年齢、性別などは、一部の例外を除いて明らかに
していない。

 同課は「死亡するかどうかは医師の措置にもよる。副作用の種類を公表する方が
重要だと考えてきた」と話す。今回、米国が死亡例として公表した12人のうち、
何人を死亡例として日本で公表してきたかは、同課でも「すぐには分からない」と
いうのが実情だ。FDAから「日本での死者は13人か」と問い合わせを受けた際
も、データは整理できておらず確認に苦労した。米国の調査対象外となった16歳
を超える人で何人、死亡患者がいたかも不明という。

 FDAは、今回、2階の窓から飛び降りた日本の少年2人と、おびえた様子で車
道に飛び出した日本の少年1人を、死亡例ではないがタミフル服用後の異常行動の
例として公表した。しかし厚労省は「異常行動の可能性は薬の添付文書に盛り込ん
だ。行動の具体例は医学的には必要ない」として、3人についても公表してこなか
った。

 薬の副作用問題に詳しい別府宏圀・新横浜ソーワクリニック院長は「患者が死亡
したかどうかは重要で公表すべき情報だ。異常行動の具体的内容も医学的に必要
だ。死者数さえすぐ確認できないようでは、副作用の十分な分析ができているとは
思えない」と批判する。

 タミフルの輸入販売元の中外製薬によると、12人の死者のうち7人はタミフル
と死亡との因果関係を否定できない例で、残る5人は主治医が因果関係を否定した
という。【高木昭午】
(毎日新聞) - 11月19日9時5分更新




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 ●コメント
 副作用の報告は、結構いい加減なものです。はっきりした基準がなく、厚労省も
自分たちの認可した薬を取り消しにはしたくないのが本音です。

 しかし、あまりに問題が起きると、さすがに新聞などでも騒がれ、最後は、厚労省も
あきらめます。しかし、うやむやにしたい気持ちは、変わっていません。

 薬による死者の把握などは非常に大事ですが、自分たちの天下り先ですから、問題は
起こしたくないのは当然です。けれども、自分たちの責任問題になると薬品メーカー
でも切り捨てます。つまり利害だけで、考えるのです。

 損得だけで、すべてが成り立っているので、少しぐらいのことは目をつむります。
仕方ない状況では、切り捨てます。

 薬の輸入元でも認めるのに国はこれを明らかにしていないのです。


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編集後記:
 日本の薬の副作用がなかなか明白にならないのは、厚労省の体質です。いい加減な
治験で薬を認可してきました。しかも官僚は責任を取らないのが日本ですから、認可を
した張本人でも何のお咎めもないのです。AIDSのときも同じでした。誰も責任を取らない
体制を作って、皆天下り先にいくのです。

 面白いと思ったら、お友達にも薦めてください。いい医療システムの構築が大事で
す。


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